最後の寄港地はロードアイランド州のニューポート。来る前からなんとなく「お金持ちの街」というイメージがありましたが、まさにそんな感じ。著名人の邸宅があったり、沿岸には多くのヨットやクルーザーが係留されていて、引退世代が多く暮らしているそうです。入港が10時と遅かったので、まずはHorizon Courtへ行き朝食。私はいったんキャビンへ戻り、夫は入港の様子を撮影しに行ってしまいました。今日はテンダーボートを利用しての入港になるので、早めにチケットを取りに行かなくては・・・と思ったけど、少し出遅れてしまいました。テンダーボートは船のエクスカーション参加者が最優先なので、チケットを取ってから40分くらい待って出発。
ニューポートの見所は、著名人のマンション(邸宅)。港から歩いて行くには遠いようだし、マンションを回るエクスカーションも予約でいっぱいだったので、今回は諦めて、港周辺を散策することにしました。著名な建物こそないものの、港から近い住宅街にも色とりどりの特徴ある住宅やお店がたくさんあり、イギリス様式の建物を見るのが好きな私には楽しかったです。途中、高台にあるHotel
Viking(ホテル バイキング)の前を通ったら、日本人男性と遭遇。会話の内容から、このホテルで学会が開かれているようでした。学会や国際会議って観光地で行われることが多いので、ニューポートはアメリカの中では観光地に入るのかな?
1時間以上歩いたら疲れたので、スタバで一息。その後、夫が停泊しているクラウンプリンセスを撮影したいと言うので、撮影ポイントを探して街の外れまで歩いて行って見たのですが、間に島のようなものがあり、ほとんど写真は撮れませんでした。そろそろお腹をも空いてきたので、船に戻ってお昼でも食べようということでテンダーボートの乗り場へ。現地のスタッフの話によると、私たちが乗るのは「Amazing
Grace」という地元の遊覧船だそうです。この素敵な名前の船はテンダーボートよりは一回り大きく、安定感もありました。私たちは2階のデッキに陣取り、ニューポートの景色や、船の写真を撮影。この後に「Amazing」な体験があるとは思いもせず・・・。
クラウンプリンセスの近くまで来たら、波が高くなり船が揺れ始めました。そして、目の前に来ても波が高くて、いつまで経っても接岸できません。そんな状態が5分以上続き、遊覧船のスタッフとクルーズ船のスタッフがやり取りをしている様子も、だんだん苛立ってきました。実際、遊覧船は何度も船体をぶつけて接岸しようとしていて、その音が凄いし、手すりに捕まらないと座っていられないくらいの揺れ。結局10分くらい経過して、なんとか接岸できたようなので、私たちは1階へ下りました。タイミングを逃したら海に落ちそうなくらいの揺れの中、スタッフに身体を支えながらなんとか下船。ほっとしたのも束の間、後ろから女性の悲鳴のようなものが聞こえ、振り返ったところ年配の女性が怯えていたようでした。
船内に向かって歩いていると、テンダーボートに乗るべく待っている人が行列していました。あの波の中、無事に乗船できるのかな・・・と思ったので、様子を確かめるべくDeck7に向かって様子をみると、接岸どころか、海に浮かぶテンダーボートが2隻いて・・・そして私たちが乗ってきた「Amazing
Glace」もいました。デジカメの望遠を使ってみたところ、まだ中に乗客らしき姿が!! 私たちが下りた後、危ないと判断したのか下船をやめてしまったようです。
無事の接岸を見届けたのは、私たちが下船してから40分以上経ってからのことです。船に取り残され、後から下りてきたのはやはり年配の方が多かったです。こういう経験をすると、クルーズは年をとってからでも大丈夫・・・という考えは改めます。多少の揺れの中でも、船から岸へ飛び降りられるくらいの運動能力がないと苦労しそう。
さて、いつまでも海を見ていても仕方ないので、International Cafeで軽くランチ→Da Vinci Dining Roomのアフタヌーンティーをはしご。キャビンに戻る際、昨日に引き続きThe
Piazzaで音楽鑑賞。演奏していたのは昨日と同じ4人組。男性3人と女性1人で全員、ポーランド系のようで「Polonia Quartet」と名乗っていました。夫は相当気に入ったのか、彼らのCDまで購入し、一緒に記念撮影もしてもらいました。
今回のクルーズではほぼ皆勤だったThermal Suite&ジャグジーに今日も行き、夕方からはCruise Criticの2回目の集まりに参加するためSkywalkers
Loungeへ。もっとも、まだ船に戻っていない人たちが多かったようで、前回よりは参加者は少な目。Passenger Services DirectorのJamesさんは忙しい中、また顔を出してくれていました。
メンバーの多くはこれから一緒にディナーのようでしたが、私たちは最後のアートオークションに参加するため、Explorer's Loungeへ。欲しい絵は色々とあり、しかも値段的にも手が届く範囲だったのですが、前回のクルーズで絵を購入しすぎて、すでに収納場所にも困っているのでぐっと我慢。最終日は今クルーズのNavigation
Chart(ナビゲーション チャート)が出品されるので、普段のオークションでは見慣れない顔ぶれもいましたが、入札するのはやはり定番の人々。一番目立っていたのは、最初は夫婦なのかなーと思っていた男女。でも、同じ画家の絵を別々に落札したりしていたので、実は仕事で買い付けに来ているだけなのかも?5000USD以上する絵や彫刻を2人で5点以上落札していきました。桁違いとはこういう人のことを言うのでしょうね。
オークション終了後は、アートディレクターのNinoに挨拶。来年11月にまたカリブ海で再会することになりそうなので、「また来年!!」と。ルビープリンセスのアートギャラリーのレイアウトも彼が担当するのだそうで、楽しみです。
最後のディナーはカレーが食べられると知り、Cafe Caribeのディナービュッフェへ。本来、船のスタッフ向けの料理を乗客にも公開しているのかな・・・と思うくらい、スタッフの方が多い会場です。品数は思ったより少なかったけど、まあまあ楽しめました。食後はカジノでスロットマシーンに興じたり、船内のショップで最後のお買い物。キャビンに戻った後は荷物整理と思ったものの、揺れが強かったので、明朝早起きすることにしました。
この日に食べたものが見たい方は、10月12日のグルメ日記 へ
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