■メキシカンリビエラクルーズ乗船記■
2007年1月05日(金) 成田〜ロサンゼルス


 出発はちょっと遅めの成田発19時。
 私は例のごとく、出発日の午前中まで
 荷物を詰めていて、自宅でお昼ご飯。
 今日の出発便は事前座席指定ができな
 かったので、まともな席を確保したく、
 いつもよりは早めに空港へ。

 ユナイテッド航空なので、第一ターミナル
 のまだ真新しい南ウィングへ。
 人件費削減なのか、機械化が進んでいて、
 チェックインもコンピュータで自分で処理。
 もっとも私たちの航空券は何か問題が
 あったみたいで、係員対応となりました。
 とりあえず、2-5-2配列の5のど真ん中
 だけは避けることができて一安心。

 両替を済ませた後、夫はマクドナルドで軽食。私は特にお腹が空いていなかったのでパス。
 出国審査へ向かうと、もう時間が遅いせいか、カウンターは3つくらいしか空いていませんでした。
 でも、混んでいるわけではなくすぐに通過。US行きなので、免税品も買えず早々に搭乗口へ。
 予約をした時はほとんど空席がなかったはずなのに、搭乗を待つ人は100人程度。
 いざ搭乗すると、ユナイテッド航空のリピーターのみが座れるエコノミープラスの辺りは空席が
 目立つのに、後ろの方はかなりの搭乗率で、最初は2-5-2配列、5の真ん中の席にまで
 座っている人がいました。途中で空席を見つけて移動してくれたおかげで、
 私の隣には誰もいなくなり、少しは快適に。以前はリピーターエリアばかり利用していたので、
 普通のエコノミークラスの狭さが身にしみました。

 機内では夜ご飯の機内食が配られた頃から、頻繁に揺れるようになり、
 いい感じで眠りについたかな・・・と思うと、シートベルト着用サイン&アナウンスの妨害。
 結局、9時間弱の飛行時間のうち、眠っていた時間は1〜2時間くらいだったと思います。
 私たちの席の近くに幼児がいた割には、あまり泣き声が響かず、混雑の割には静かな機内。
 眠れなくなってからは空港で購入した三島由紀夫の小説を読んで過ごしました。
 サンフランシスコ到着1時間半前に2度目の機内食。この時目を覚ました夫と話したのですが、
 私にはぐっすり眠っていたように見えた彼も、イマイチ眠れない一夜を過ごしたようです。
 機内食は私がニガテとしているオムレツがメインだったので、ほとんど食べられませんでした。
 食後は徐々に降下をはじめ、ほぼ定刻の11時過ぎにサンフランシスコ国際空港に到着。

 いつもなら大行列している入国審査にブルーになるのですが、今日は各ブース10人程度。
 今回で8度目のアメリカ入国ですが、こんなに空いているのは初渡米だったNY以来かも!?
 夫曰く、サンフランシスコはそんなに混まないらしいけど、前に来た時は混んでいた気がする。
 夏にはなかなかできなかった諮問認証も力の加減がわかったので、今回は怒られずに通過。
 審査後はいったんスーツケースを引き取りに。しばらく、荷物が出てこなかったのですが、
 ターンテーブルの周りを歩く女性検査官&ビーグル犬がいたので、しばらく観察。
 最初は麻薬探知犬かなと思ったけど、チェックされていた男性が持っていたのはバナナ。
 ビーグルは輸入禁止食物を探す検疫犬のようで、私は帰国してからその存在を知りました。

 ロサンゼルスへ向かうため再び荷物を預けた後、国内線ターミナルまで歩きます。
 途中、カフェテリアがあったのでランチ。サンフランシスコなのでクラムチャウダーを注文。
 乗継時間は2時間30分くらいあったのですが、入国審査が早かったのでけっこう長く感じました。
 眠気をこらえながら、搭乗口で1時間近く待つのは退屈で、私はひたすら音楽鑑賞と人間観察。
 13時30分過ぎ、無事に機内に入ったら即睡眠。2人とも離陸した瞬間すら知らないほど。
 
 一度目が覚めた時、そろそろ着陸態勢に入ります・・・というアナウンスが入ったような
 気がしたけどまた眠ってしまい、次に目覚めた時にはもう到着かなと思ったら、まだ飛行中。
 しかも、「ひやー、きゃあー」などという悲鳴で目が覚めた。
 もしかして何かヤバイことになっている!? 私は思わず機内を見回してしまったが・・・
 悲鳴をあげているのは通路を挟んだ席にいる女性1人。
 確かに飛行機は気流の影響かそこそこ揺れていて、でも太平洋上空ならよくある程度のもの。
 悲鳴のせいで夫も目覚めたらしく、でも彼もいまいち事態が把握できていない様子。
 結局、着陸寸前まで悲鳴は続き・・・結論からすると、揺れが怖くて泣き叫んでいただけみたい。

 飛行機を降りてターンテーブルの方へ向かうと、プリンセスクルーズの係員の人がいました。
 私たちは今回、クルーズ会社を通してロサンゼルスのホテルを予約しているので、
 彼女に確認したところ、やはり事前に聞いていたように、自分でホテルのバンで移動するそう。
 荷物が出てくるのを20分程待ち、無事にスーツケースを引き取ったらバンの乗り場へ。
 程なくしてやって来たバンは、ハワイアン航空のクルーが10人以上いたため混んでいました。
 パイロットでさえタクシーを使わないところが、やはりシビアなアメリカ系だけあります。 

 宿泊するホテルはロサンゼルス国際空港の側にある、ロサンゼルス・エアポート・マリオット。
 空港の近くなので、航空会社のクルー専用カウンターがあり、クルーもたくさんを見かけました。
 宿泊料金が安かった(2人で100USドル弱)ので、ホテルには全然期待していなかったのですが、
 予想外に立派でロビーフロアにはスターバックスもあり便利だし、客室も高級感がありました。
 ただ空港の近くだけに周りには同じようなホテルしかなく、暇つぶしになるような場所はなし。
 夫がカーナビで探したところ、歩いて10分程度のところにファーストフードなどはあるよう。
 ヒマだったこともあり、夜ご飯はちょっと離れたところにあるデニーズまで歩いてみました。
 そうしたら、同じように周辺ホテルに泊まっていると思われるお客さんでそこそこの賑わい。
 典型的なアメリカ食を食べてから、歩いてホテルへ戻りました。
 (この日に食べたものが見たい方は、グルメ日記へ)

                                    (写真:ロサンゼルス国際空港周辺)

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