■カリブ海クルーズ乗船記 by ルビープリンセス処女航海■
2008年11月11日(火) グランドケイマン(イギリス領)


グランドケイマンに沖止めのカーニバルヴァラー ルビープリンセスの西カリブ海クルーズ4日目、イギリス領グランドケイマンに寄港です。 朝起きてバルコニーに出ると、すぐ近くにカーニバルの船が見えました。様子をみるためにDeck7のPromenade Deckへ行くと、ちょうど上陸用のテンダーボートを海面に下ろす作業中。カーニバルの船は2隻いて、カーニバルレジェンドが少し離れたところに、カーニバルヴァラーがルビープリンセスの前にいました。 さて、今日はグランドケイマン島の観光スポットを見て回るエクスカーションに参加するので、集合時間に間に合うようDeck5のInternational Caféへ行き、軽く朝ご飯。ここではペストリーやドーナッツなどのパン類が提供されているので、手軽に済ませたいときに重宝します。

グランドケイマン所属の船 エクスカーションの集合時間にPrincess Theaterへ。テンダーボートの順番は一番だったものの・・・ここで乗ることになったのはテンダーボートではなくグランドケイマン所属の船。大きい船ゆえに波の影響も大きく、乗船に一苦労で30分近くかかっていました。その間にも、後から呼ばれたはずのテンダーボートが港へ向かっています。 やっとのことで出発すると、ルビープリンセスの後ろにNorwegian Jewelがいました。前にいるCarnival Valorと合わせて10万トン前後の船が3隻並ぶと圧巻ですし、日本ではまず見られない光景です。




カーニバルレジェンドと港に入れないテンダーボート 港へ到着すると、先に出たはずのテンダーボートが海上で足止め状態。ここグランドケイマンでは、船会社は現地の船を送迎用として3隻チャーターしないと、自社のテンダーボートが使えません。たぶん港へ入るのも、現地の船が優先なのでしょう。ちなみに、ルビープリンセスはテンダーボートも使っていたけど、他の3隻は使用せずチャーターした船だけ。カジュアル船とプレミアム船のサービスの違いが顕著にわかりますね。 やっとのことでグランドケイマンへ上陸したら、今度はエクスカーションのバスが来ない!! 11:30近くなってやっとスタッフがやって来て、日本製の中古マイクロバスに乗ってエクスカーションはスタート。


セブンマイルビーチに属するガバナーズビーチ 最初にTORTUGAのラムケーキ工場へ。到着してみたら、工場と言うほどの大きさではなく作業場といった感じでお土産屋さんに併設している程度。でも、試食させてもらったらラムケーキは美味しくて、味の種類も多くてカリブ海のお土産には最適です。ラムケーキ工場の後は、政府の建物の前で写真撮影タイムの後、隣接するガバナーズビーチへ。ここはグランドケイマンでも有名なセブンマイルビーチの一角で、白砂の海岸と透き通るブルーの海がとても綺麗。もっともこのエクスカーションはビーチを楽しむものではないのであくまでも見学だけ。希望者はツアーの後に別料金で連れてくるよーという話はありました。


黒い石灰岩で形成されるグランドケイマンヘル この後は楽しみにしていたHell(ヘル)、日本語訳だと地獄へ。黒い石灰岩層が突き出ているのが地獄っぽく見えるというのが由来。ここには郵便局が併設されていて”Hell” のスタンプを押してくれるのが有名なので、私も何枚かポストカードを書いてみました。ヘルの後は、タートルファームの前を通って、ちょっとだけカメが見えました。タートルファームに寄るエクスカーションに参加すれば良かったかな? あとは野生のイグアナが見られるポイントへ連れて行ってくれ、しばらくバスの中からイグアナ見物でした。個体の齢によって、見た目が全然違うのでビックリ!ジョージタウンへの帰路は、運河沿いに並ぶ豪邸やクルーザーを眺めつつ移動で、この島がお金持ちのための場所であることを改めて実感。

ジョージタウンの様子 エクスカーション自体は2時間ほどで終了です。 エクスカーションの後はジョージタウンでショッピング。ここグランドケイマンはフリーポートとしても有名だそうで、お土産屋さんの他にも宝石店や免税店、高級ブランドを扱うショッピングモールなどもあります。私は船内で配られたショッピングガイドに”WedgeWood” の文字があったのを見逃さず、そのショップへ一目散。イギリス領だからちょっと期待はしていたところ、予感的中!グランドケイマンの限定プレートが何種類もあり、私はもう小躍り状態。悩みながら2枚を選ぶと、なんと数週間前にWedgewoodの社長がこのショップへやって来たそうで、彼のサイン入りの物を出してくれました。わーい、わーい!


ルビープリンセスに到着、船を下りる準備中 数件のお土産屋さんを見て回り、夫が探していた物を購入した後はテンダーボートに乗るために港へ。時間はまだ15時前だったけど、船に戻る人たちがすでに行列していました。テンダーボートがいいな・・・と思ったけれど、帰りもやっぱり現地の船。港での乗船はラクだったけれど、やはりクルーズ船へと移るときが大変で、下船に時間がかかりました。船に戻ると、ルビープリンセスから新しく始まったサービスの1つ、冷たいおしぼりの提供が。これはカリブ海のような暑い寄港地では嬉しいし、テンダーボートで潮を浴びた時にもいいです。




ルビープリンセスのアフタヌーンティー 船に戻ってからは、とりあえずキャビンに荷物だけ置いて、Da Vinci Dining Roomへ。昨日に引き続き昼食を食べていないので、アフタヌーンティーで大好きなスコーンを食べました。ここでは、日本人乗客がたくさんいて、やはり日本人女性はこういうティータイムが好きなんですね・・・私もですが。食後は船内の散策へ。いつも写真を撮りそびれてしまうような、Deck18とかDeck19などへ行きましたが日当たりが良いので暑い暑い。夫はパターゴルフなどを楽しんでいましたが、私は早くも船内へ・・・と思ったら、ルビープリンセス以外の船は次々とグランドケイマンから次の寄港地へと向かったので、その様子を眺めていました。


落札されたシャガールの作品 夕方、いつも通りThermal Suiteで寛いでから、ディナーの前にExplorers Loungeで行われていたアートオークションへ。先日のオークションでは見かけなかった美人アシスタントが! 私は実は見ていたのですよ・・・オークションの終了後、ディレクターのビリーが女性と抱き合って再会を喜びあっていたのを!さて、肝心のオークションではシャガールの絵が300万円で出品されていました。その知名度を考えればこれはお買い得なのでしょう、ディナー後に結果を見たら、ばっちり売約済。 オークションは盛り上がっていたのですが、ディナーの時間になったのでCrown Grillへ移動。前回もここではオーダーがなかなか来なくて一悶着あったのですが、この日もやっぱり遅い。


ルビープリンセスの松井稼頭央ことクルーのMHEL でもスタッフの数が少ないし、隣に20人近い日本人の団体がいたから仕方ないのかな。もっとも、オーダーの後はイライラしない程度のスピードでお料理がでてきました。途中、松井稼頭央男似のフィリピン人のウェイターがやって来て、日本語がとても上手! 以前はパシフィックビーナスのクルーをしていたそうで、私が名前を言うと、「○○子さん!(本名です)」と日本風の呼び方もバッチリ。イケメン(私、松井稼頭央のファンだった)クルーにファーストネームで呼ばれて気分は最高ですね。ディナーではお気に入りのメーンロブスターをグリル with レモンバターで食べました。スチームは素材の味がよくわかったけど、グリルの方がより美味しかったです。


グリルしたメーンロブスター 食事中もちょくちょく、
ルビープリンセスの稼頭央男(←勝手に命名)が「美味しかった?」とか聞きにきてくれて、気さくな感じがまたイイですね。ちなみに・・・隣にいた日本人団体はやはり人数が多かったから? 私たちがデザートを食べてCrown Grillを出る頃にやっとメインが揃っていました。会話もたくさん聞こえてきたけど、「私たちにはツアーは無理そうだね」と改めて実感。食後はちょっと休んだ後、Deck15で開かれていたアイランドパーティーへ行きました。と言っても、ダイヤモンドプリンセスの時のようにバフェがあるわけでもなかったので、ちょっと見た後は別のイベントに参加するためExplorers Loungeへ。



Wii@Seaの様子 そのイベントとはWii@Seaで、任天堂のWii Fitを乗客がプレイして遊ぶのです。司会進行のスタッフはちゃんと任天堂が行っているトレーニングも受けたそう。最初は乗客の1人である小学生くらいの男の子が挑戦。それを見て、続々と他の乗客も参加。夫もサッカーのヘディング、私はフラフープに挑戦しましたが、ギャラリーからの声援を受けながらするゲームはなかなか楽しかったです。自宅にもWii Fitがあるので、次回のクルーズまでにはもっと上手くならないと!


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