■カリブ海クルーズ乗船記 by ルビープリンセス処女航海■
2008年11月12日(水) オーチョリオス(ジャマイカ)


ジャマイカのオーチョリオス ルビープリンセスの西カリブ海クルーズ5日目、ジャマイカのオーチョリオスに寄航。バルコニーを出てみると確かにカリブ海らしく海は青かったものの、陸地の緑が目に付きました。港から少し離れると熱帯雨林が続いていて、これまでの寄港地と比べると少し鄙びたイメージ。よく言えばあまり観光地化はされていないのかもしれません。朝食はDeck15のHorizon Courtへ。クルーズも5日目になるとここまでの過食がたたってくるし、今日は激しいエクスカーションに参加するので控えめにしておきました。
 朝食後、急いで船を下りてエクスカーションの集合場所へ。時間がギリギリかなと思ったら、集合場所にはもう誰もいなくて、マイクロバスの乗り場に案内されました。 

オーチョリオスで休憩した場所  私たちが参加者の最後で、あと少しで乗り遅れるところでした。ジャマイカは元イギリス植民地、現在もイギリス連邦に属すので公用語は英語、車もグランドケイマンに引き続き左側通行。とくれば、乗っていたマイクロバスもまたしても日本製でした。ガイドさんはスラリとした女性で、「ヤマン」というジャマイカ独特の言い回しを連呼。これは英語で「No Problem」だそうで以後、エクスカーション参加者まで一緒に連呼していました。途中、オーチョリオスのエクスカーションの基地らしい農園に立ち寄り。ここには小さいお土産屋、簡単なバーコーナーなどがあり、トイレも水洗で綺麗でした。



オーチョリオスの風景 15分くらい休憩した後はマイクロバスで森の中の道なき砂利道をぐんぐんと上っていきます。本来、四駆が走るようなところをバスで上るドライバの腕は大したもの! 振動も凄かったですが、今回はエクスカーションの内容がハードなだけに、参加者もこの移動を楽しんでいるよう。
 今日参加するエクスカーションは空中キャノピーの冒険。熱帯雨林の中にターザンロープのようなものが張られていて、ここでまさにターザンごっこをします。大きな公園にある子供向けのアスレチック遊技を大型にしたような感じです。まず山の中腹にある基地のようなところでハーネスを取り付けるのですが、これは命綱になるので腰回りが締め付けられます。


オーチョリオスエクスカーションのキャノピー エクスカーションの内容ゆえに身長・体重ともに制限があるので、参加者も欧米系にしてはスリムな人が多かったです。続いてしばらく山の中を歩いてターザンロープがある場所まで行くのですが・・・これが熱帯雨林だけに滑りやすくかなり気を遣いました。15分くらい歩いて、やっとターザンロープに到着。 専門のスタッフが何人も同行して、器具を取り付けてくれて、いざ空中に踏み出せば・・・あとは到着地点まで流れるようなスピードが身体を運んでくれます。もちろん到着地点でもスタッフが手を貸してくれるので心配ないし、途中で止まってしまった場合の対処法も教えてくれます。




オーチョリオスエクスカーションのキャノピー 参加者は全部で30人くらいだったかな、1人だけ怖がってしまった女性もいたのですが、彼女が無事に1本目のターザンロープを終えた時はみんなで拍手して迎えました。ターザンロープは合計9本。中には垂直落下のものもあり、さすがにこれは私もちょっと怖くてギャーギャー叫んでしまいました。でも数をこなすごとに楽しくなって行き、最後の9本目は長さが200メートル以上あるのですが、もっと遊びたい気持ちでいっぱい。しかも最後の到着点では、カメラを持ったスタッフが待っていたので、ポーズまで決める余裕も!




オーチョリオスの熱帯雨林  終わった後はまた熱帯雨林の中を歩いたのですが、南国ならではの珍しい植物や花がみられて、何だかハイキングをした気分でした。港へ戻る前に行きも立ち寄った基地のようなところで休憩。ガイドさんお勧めのジャマイカ料理ジャークチキンに挑戦してみました。とても辛いのよーという話でしたが、最初の一口目は大したことなくて、でも途中でドリンクを挟んだら、口の中がピリピリして大変。でも美味しかったです。この後、オーチョリオスの港に戻り、私たちはバスを降りましたが、参加者の一部はお土産屋巡りへ。私たちも港の近くにあったショップを少し見て、お酒を買ったりお土産を買ったりしました。



ルビープリンセスでの新サービス Cookies&Milk 船に戻ってからお腹が空いたのでまずはDeck15へ行き、ピザを食べました。夫がもう1皿取りに席を外している時、にこやかにこちらに近づいてくるクルーが!昨晩、Crown Grillで会った日本語が上手なMehlで、昼間はこのあたりでウェイターをしているそう。少しだけ話をしましたが、こうやってクルーに顔を覚えてもらえるのは嬉しいですね。
 この後、ルビープリンセスで新しく始まったサービス、Cookies&Milkのワゴンがやってきたので試してみたら、クッキーが焼きたてほかほかでとても美味しかった!




ルビープリンセスのアートディレクター&アシスタント この後は毎日お馴染みのThermal Suiteへ行き、夜はアートディレクター主催のVIPオークションへ。何も買わないはずだったのに・・・やっぱり買ってしまった。そしてビリーの彼女疑惑?のアシスタントが笑顔で寄ってきて「日本から来たの?私、ディズニーシーでダンサーしてたのよ!」と。オーストラリア出身のローレン、ダンサーゆえに体格はいいけど美人で声も可愛くてビリーの彼女には勿体無いぞー。
 実はVIPオークションの途中、近くにあるVinesでお寿司を食べました。昨年のカナダ/ニューイングランドクルーズでも食べてイマイチだったから、私は食べないつもりが・・・先に食べた夫がまずまずと言うのでつい頼んでしまいました。でも今回の方が格段に美味しい!


ルビープリンセスのVines 寿司カウンター 担当のクルー、フィリピン出身のMarlonに聞いたらとくに修行をしたわけではないけれど、ダイヤモンドプリンセスの就航前、長崎にしばらく滞在した経験があり、寿司職人の動きを観察したそうです。お寿司は強く握りすぎると美味しくないですからねー。
 VIPオークションでオードブルをつまみ、Vinesでシーフードプレートを食べてもまだ小腹が空いていたので、Deck15のHorizon Courtへ。デザートにカスタードプディングを食べてからPrincess Theaterへ移動。今日は楽しみにしていたInternational Crew Showがあるので、ショーが始まる1時間近く前から席取り・・・と思ったら早くもいい席は埋まっていてビックリ!



ルビープリンセスのInternational Crew Show ショーが始まる前には恒例の風船飛ばしもあり、夫の隣のおじさんは悪ガキがそのまま大人になったような人で、前の人の頭に風船をぶつけて遊んでいました。 そしてそれに加担する夫も悪いヤツだ・・・。
 今回のInternational Crew Showは歌うクルーが中心でしたが、その中で一際目を引いたのがピアノ演奏を行ったシニアドクターの女性。独自のアレンジを加えた演奏はプロ級、しかも本業はお医者様、さらには美人でスタイルも抜群!ショーの最後にはお決まりのエンターテインメントスタッフによる余興!? がありました。



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