■アラスカクルーズ乗船記■
2006年9月12日(火) ジュノー


 今日はアラスカの州都ジュノーに入港。
 2隻のクルーズ船がすでに港にいました。
 8時過ぎに朝食をとりにホライズンコートへ
 行くと、レストラン内はとても混んでいたので
 プールサイドで食べました。
 オプショナルツアーに参加する乗客たちが、
 みんなこの時間帯に集中するのでしょう。
 もっとも私たちが参加する、メンデンホール
 氷河ヘリコプターツアーの出発は10時過ぎ。
 しばらく船内を散策して写真を撮りました。

 私はマイペースだけど、夫はせっかちのため
 集合時間の20分前には船を下船。
 想像通り、同じツアーに参加する私の両親が
 すでに集合場所に待機していました。
 私の母も夫以上にせっかちなので、2人が一緒に行動したらストレス溜まらないだろうなあ。
 と、余計なことを考えてしまいましたが、今回のクルーズは時間に正確な乗客が多かったです。
 ヘリコプターツアーは天候不良でキャンセルも多く、今年の催行率も50%くらいだったそう。
 私は強烈な雨女なので、それだけが心配でしたが、無事に飛ぶことができそうです。

 バスに乗って20〜30分程でヘリコプターの発着場に到着。まず説明のビデオを見ました。
 続いて荷物をロッカーに入れ、耐寒靴を借りて着用します。
 私たち4人はヒスパニック系のカップルと6人で同じヘリコプターに搭乗することになりましたが、
 このカップルが・・・超ラブラブでキスばかりしていて、目のやり場にちょっと困りました。
 ヘリコプターはいざ乗ってみると音は凄かったけど、ほとんど揺れず快適な空の旅です。

 氷河に着陸する瞬間は、かなり緊張しました。私たちの後に、2機の着陸が続いたので、
 そのシーンを見ていたのですが、それはそれは滑らないよう慎重な作業でした。
 氷河の上に立つのはこれが2度目だけど、やはり風が冷たくて、震え上がるように寒い。
 また靴の上から耐寒靴を履いているので滑りはしないのだけれど、とても歩きにくいかな。
 もっとも氷河の雄大さの前では、そんな小さなことは忘れてしまいます。
 特に、氷河が溶け出した水の透き通った水色の美しさは、それはもう息を呑むほど。

 メンデンホール氷河での滞在時間は30分ほど。もう少し長く氷河の上に・・・という気もするけど、
 やはり吹きすさぶ風が冷たいので、これくらいの時間がちょうどいいのかもしれません。
 帰りのヘリコプターでは前の席に乗りたかったけど、体重のバランスのためか交換はなし。
 ヘリを降りて、送迎バスで船に戻ります。途中、来る時は湿原のようになっていた地域が、
 すっかり水に浸かっていました。ジュノーのあたりは塩の干満が激しいようです。

 バスはサファイアプリンセスに戻りましたが、私と夫はジュノーの街へ散策に行きました。
 ここでもお土産屋さんと宝飾店が多く、ケチカンで地球儀を買ったお店のチェーン店もあり。
 まずは船でもらった地図を頼りに、聖ニコラス・ロシア正教会を見に行きました。
 船からの所要時間は20分程度でしたが、最後の坂道がけっこうきつくて、
 息を切らしてたどりついたら、微妙に修復作業中でした。でも、綺麗な水色の建築で、
 頭はタマネギ型になっていて、ロシアで見た教会との共通点も多かったです。
 この後、州政府ビルなどを見学しながら船に戻りつつ、お土産屋を見学。
 ロシア関連のグッズを扱うお店もあり、旧ソ連のエンブレムが入った毛皮の帽子を発見!!
 私はこの帽子がずっと欲しかったので衝動買いしていたら、なんと夫まで同じものを購入。

 船に戻ってからは、しばらくロータススパの近くにあるプールとジャグジーで遊んでいました。
 ここのプールは大人専用らしく、真ん中はけっこう深くなっていて、背の低い私は立てません。
 泳いだ後は、お腹も空いてきたので、ダイニングルームのサンタフェへ。
 ここでは15時半からアフタヌーン・ティーをやっているのです。
 両親曰く「スコーンが美味しい」そうなので、楽しみにしていました。
 ここは完全に相席で、2組の夫婦と1人参加の女性と一緒になりました。
 最初のうちは1人参加の女性が、元ダンサーということで、世界中のダンスの話を延々と。
 私は聞いている振りをして、ケーキやスコーンを食べるのに夢中になっていました。
 夫は隣席のイギリスから参加の上品な女性に、紅茶の入れ方やスコーンの食べ方を習ったり、
 英語で楽しそうに会話をしていました。この女性は音楽の先生で、世界中に教え子がいるそう。
 今回はアラスカの後、アジアクルーズにも続けて乗船し、中国まで行かれるそうです。

 1人参加の女性が退散してから、もう1組の夫婦ともお話をしました。
 特に男性の方は仕事で日本企業と関わることも多いらしく、電話会議の話で夫と大盛り上がり。
 私は会話の内容こそ理解できましたが、とにかくネイティブの方々の英語の早さに唖然。
 普段、仕事で接している外国人がいかにゆっくり話してくれているのかを思い知った1日でした。
 スコーンもケーキもサンドイッチもとても上品で美味しかったのですが、
 マナーの悪い人と思われたら困るので控えめに食べました。もっと食べたかったよ〜〜〜。

 しばらくキャビンで休憩したり、船内を歩いたりして、20時にディナーでまたサンタフェへ。
 昼間は気づかなかったけど、ここのダイニングはメキシコ風なのだそう。
 実際、特別メニューにメキシコ料理のファヒータがあって、食べるかどうか迷ったのですが、
 隣席の女性が頼んだものが一皿で2人前!? と思うほど量が多かったので、やめて正解。
 (この日に食べたものが見たい方は、グルメ日記へ)

                                           (写真:ジュノーの町並み)

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