■アラスカクルーズ乗船記■ 2006年9月14日(木) グレイシャーベイ国立公園 |
船は朝6時にグレイシャーベイに入港。 今回のクルーズで一番楽しみにしていた場所 なので早起きし、氷河見学に備えましたが、 外はすごい霧で船はひたすら警笛を鳴らす。 こんなことってあり!???? 今朝の朝食はベランダで氷河を見ながら 食べる予定でシャンペンブレックファーストを 注文済み。指定通り6時過ぎに届きました。 シャンペンはモエ・エ・シャンドン。 私はほとんど飲まないので、ボトル1本を 空けるのはまず無理。ベーグルやサーモン など4皿にもなる朝食も当然食べきれず、 シャンペンも残ったので、しばらくして両親を キャビンに呼んであげたら、父が喜んでシャンペンを空にしてくれました。 程なくしてバルコニーに出てみると、すっかり霧は晴れていて、雲1つない快晴です。 でも、氷河クルーズだけに風が冷たく、頭には先日購入したロシア帽をかぶり、手袋まで必須。 船内放送ではレンジャーの解説があり、8時を過ぎた頃に最初のリード氷河が見えてきました。 私たちのキャビンは船の左舷にあり、ほとんどの氷河が往路は左側にあったのでラッキー!! バルコニーからの見学でも十分に氷河見学ができましたが、より眺めのいい7階の船首へ移動。 ここで次のランプルー氷河まで見学してから、15階の屋外デッキへまた移動しました。 15階のデッキに行くと、たくさんの人が見学していましたが、すぐにスペースを確保できました。 私たちは完全防寒ルックできたものの、ここは風もなく暖かくて心地良さを感じるほど。 次のジョンホプキンス氷河は、前日に配られた案内によると、 アザラシの子育て場所となっているためクルーズ船は入れないということでしたが、 サファイアプリンセスは氷河の方へ進んでいきます。 後で確認したところ、9月はもう子育てが終わっているため、氷河に近づくことが可能だったそう。 実際、双眼鏡で確認しても、氷河の近くにアザラシの姿を見ることはできませんでした。 氷河を離れて引き返していると、今度はノルウェージャン・スター号が近づいてきました。 この船とはクルーズ4日目のジュノーからずっと一緒です。 グレイシャーベイ国立公園の最深部にあるのが、マージェリー氷河とグランドパシフィック氷河。 グランドパシフィック氷河は石や砂が混じっていて黒く見えるので、あまり氷河っぽくありません。 マージェリー氷河は、今日見た中で一番立派な氷河で、青い空にとても映えます。 またここでは、氷河が海に崩落するシーンがよく見られると案内にあったので、 楽しみにしていましたが、残念ながら見ることはできませんでした。 サファイアプリンセスはグランドパシフィック氷河で方向転換をしながら1時間ほど滞在。 氷河を堪能したら予約していたスパへ。そう、今日は夕方から結婚式があるので忙しいのです。 美容院で担当してくれたのは、フランス出身のメラニー。背が高くとても綺麗な人でした。 途中、船の近くで鯨が見えるというアナウンスが入ると、 窓の方に私の椅子を向けてくれたのですが、残念ながら姿をみることはできませんでした。 ヘアセットは1時間弱で終了。メラニーもこの後、アジアへ行くことを楽しみにしるようで、 日本と中国、香港の違いについて色々な質問が。でも、彼女には全部一緒に見えるかもね・・・。 スパを出たら、7階のエクスプローララウンジへ行ってアートオークションを見学。 オークション開始の1時間前にプレビューの時間があり、その時に気になる絵にサインを出すと、 その絵がオークションに出品されます。 私たちはとりあえず気に入った絵にサインを入れてみましたが、 この日は特に扱ってはもらえませんでした。アートディレクターへのアピールが重要!? 彼女の英語は今日もスピーディーでしたが、2回目なので少しは耳が慣れてきたような。 オークションが終わったら、次はついに船上結婚式!! 式は18時から船内のチャペルで、船長主催で行われました。式自体は15分もかからず終了。 私はほとんど話せませんでしたが、夫は式の前に船長のゲリーニさんと色々お話できたそう。 式の後は、船内をフォトツアー。でも、デッキは風が強くて、ドレス姿の私は寒くてまいりました。 この結婚式をして良かったなーと思えたのは、船内のスタッフや乗客の方々が、 縁もゆかりもない私たちの結婚を「Conguratulations!!!!」ってお祝いしてくれたこと。 あとおそらく欧米では、花嫁は無条件で褒めるものみたいで、私は褒め殺しされている気分。 式の詳細は、場所を改めて書こうと思います。 フォトツアーが終了して少し休憩した後は、ステーキレストランのスターリングへ。 ここもカバーチャージのかかるレストランですが、両親が結婚祝い!? に奢ってくれました。 食事の前に最後の写真撮影。ここのスタッフはラテン系の人が多くとても陽気。 ステーキレストランだけあって、一番小さいサーロインを注文したのに、それでもかなりの量。 比較的大食いの私もドレスを着ていたせいもあって、食べきることはできませんでした。 デザートはパスして、ウェディングケーキを食べます。見た目は上品な感じだったのですが、 典型的な甘いだけのアメリカンスイーツで・・・スイーツ大好きの私も降参。 (この日に食べたものが見たい方は、グルメ日記へ) 2回目のフォーマルデイであるこの夜は、シャンペンウォーターフォールパーティーがありました。 シャンペングラスを積み始めるのが23時からだったので、30分後くらいにのんびり出かけたら、 会場である船中央のアトリウムはすでに乗客とスタッフで溢れかえっていました。 タワーはだいぶできあがっていて、乗客の一部は生演奏の音楽にノリノリで踊っています。 最後の1つを積むときはカウントダウンがあり、その後はもうダンス会場に。 私は無事に積まれたタワーにシャンペンを注いだら、喧騒を逃れてカジノへ。 (写真:グレイシャーベイ国立公園) |
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