■アラスカクルーズ乗船記■ 2006年9月15日(金) カレッジフィヨルド |
入港は夕方だけど、慌しい朝になりました。 ホライズンコートで朝食後、フォトセンターへ。 昨日の結婚式関係の写真をすべて渡され、 その中から自分たちの好きな物を選びます。 今日は相当な距離を移動するので、 船も速度を上げていたこともあり、 船内はけっこう揺れました。でも、今日は 薬がすぐに効き、酔いはしません。 代わりに強烈な眠気に襲われましたが・・・。 写真を選んだ後は、とある場所へ。 昨日、結婚式を終えてキャビンに戻ったら、 船長からのInvitationが届いていて・・・ なんとブリッジ見学をできることになったのです。 私はあまり興味はなかったのですが、夫は大喜び!! 乗客の中でも招待された人しかブリッジ見学をできないので、貴重な体験と思い私も同行。 集合場所には20人くらいの人がいました。色々と約束事項を聞いた後、 制限エリアにあるブリッジへ。説明をしてくれたのは研修で乗船しているイギリス人の学生。 私は難しい話はよくわからないので、ブリッジ内にある書類などを見ていたら、 日本の神社のお札を発見!! 長崎にある諏訪神社のものでした。 他にも日本絡みの物がいくつかあったので、それを見ていたら船長さんがどこからか出てきて、 「船よりこっちの方が興味ある!?」と話しかけられました。「船の話は難しくて・・・」と私が返すと、 「そうだよね、難しいよね〜」と笑いながら、またどこかに消えてしまいました。 ブリッジには20分くらいいましたが、この後いっさい彼は姿を見せなかったので、 会話をしたのは私だけのようでした。 夫は説明を聞くのに夢中で船長さんが来たことに気づかなかったらしく、驚いていました。 他にも船長さんと話をしたい人はたくさんいただろうに・・・ 無知な私が二言とはいえ会話できたのはラッキーでした。 ブリッジからいったんキャビンに戻り、私は効き過ぎた酔い止め薬の影響でしばらくお昼寝。 一休みした後は14階へ行き、ランチを食べることに。 今日はスペシャルメニューでお寿司がありました。 が、サーモンなどの魚介類はまずまずだったのですが、寿司飯がまったくダメ。 お米が本来、お寿司向きではないものなのはもちろん、お酢がありえないくらいまずかった。 一目見た瞬間からやばそうな感じはしましたが、好奇心旺盛なのでついつい手を出してしまい やっぱり外れでした。相席していたイギリス人のご夫婦も不思議な顔をして食べていたような。 食後は昨日に引き続きエクスプローララウンジで行われるアートオークションへ。 今日はこのクルーズのナビゲーションチャートという航海図が出品され、それが目的です。 新婚旅行でもあり、船上結婚式までしたこのクルーズの記念に、ぜひぜひ落札したいところ。 それ以外にも、夫は気に入った絵があり、200ドル台とお手ごろ価格だったので、初落札!!! さて、目的だったナビゲーションチャートはオークションの最後に登場。 最初に私は予算を300ドルまでと決めました。スタート価格は90ドル。 けっこう競合するだろうなーと思ったら、私たちの他に手を挙げた人はおらず、 なんと一発で落札できてしまいました♪ オークション終了後にアートディレクターの レイチェルと話したところ、クルーズによっては1000ドル越えもあるらしい。 オークションの最後には毎回、絵が当たる抽選があります。これは1人1枚応募できるのに加え、 絵を購入した人、トリビアクイズに回答できた人などのラッフルも含まれているので、 倍率はかなり高め。なのに・・・最初に夫の名前が呼ばれ、絵が当たってしまいました。 500ドル相当の絵がなんとタダ!! とはいっても、フレームが付いていないので、 それを別途購入したり、送料を入れるとすぐに200ドル。 でも、これも何かの縁だと思って、ありがたくいただくことにしました。 オークションの余韻を引きずったままキャビンに戻り、まずはスーツケースに荷物を詰めます。 クルーズでは最低限の身の回り品を残し、荷物は前日のうちに回収して下船に備えるようです。 荷造りが終わって間もなく、船はカレッジフィヨルドに到達したよう。 今日は曇り空で気温も低く、雨も降っています。昨日のような美しい景観は望めそうもないので、 キャビンのバルコニーからクルージングを楽しむことにしました。 運良く私たちのキャビンがあるポートサイドに氷河が集中しているので、次々と氷河が見えます。 がしかし、今日は冷たい雨が降っていることもあり、今まで以上に寒さを感じます。 氷河を見てはキャビンに戻り、またバルコニーに出て氷河を見て・・・と繰り返していました。 途中、氷河が海に崩れ落ちる「ゴォー」って音だけを耳にしました。 今日は気温が低いのであまり期待はしていなかったのだけど、けっこう小さな崩落があります。 私はこの崩落こそがアラスカで見たかったものなので、しばらくバルコニーにいました。 サファイアプリンセスは最深部のハーバード氷河に至り、方向転換をするのですが、 大きな船なので20〜30分を要します。他の氷河よりは距離が離れていて見づらかったのですが、 ここで4回ほど氷河が海に崩れ落ちるのを目にすることができました。 崩れている瞬間の音は小さく、海に落ちるときに轟音がするので、撮影はかなり難しいようです。 カレッジフィヨルドのクルージングを終えたら、もうディナーの時間です。 最後のディナーも両親と同席となりました。彼らが参加しているツアーの食事は18時から。 フィヨルド見学の時間とバッティングしてしまったので、フィヨルドを優先したそうです。 彼らは14階のデッキから氷河見学をしたそうですが、崩落の瞬間は見られなかったとのこと。 ずーっと目を凝らして見ていても、やはり運次第なところがあるようです。 今日はなぜかいつも混んでいては入れなかったダイニングのビバルディへ。ここはイタリア調。 担当してくれたウェイトレスのルーマニア人女性がおちゃめで、 私の両親、特に母は彼女に色々といじられていました。 私は最終日なので、調子に乗ってデザートを2種類も食べちゃいましたよ。 (この日に食べたものが見たい方は、グルメ日記へ) 食後は毎日恒例となっているカジノへ。 いつもの倍の軍資金を持ち、スロットマシーンを楽しんでいたら・・・、船内放送が入り、 船は早くも下船地であるウィッティアに近づいているらしく、あと10分で営業終了とのこと。 なんとか全部のコインを使い切り=全部すって、名残惜しくキャビンに戻りました。 バルコニーから見ていたら、日が変わる頃にはすでにウィッティアの港に到着していました。 (写真:カレッジフィヨルド) |
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