■カナダ/ニューイングランドクルーズ乗船記■
2007年10月10日(水) バーハーバー


 3つ目の寄港地はメーン州バーハーバー。アメリカに戻ってきました。今朝はアメリカ入国審査があり、外国籍パスポートの乗客は朝7:30にMichelangelo Dining Roomに集合。私たちはどうせ時間がかかるだろうと、同じDeck5にあるInternational Cafeで朝食を先に済ませました。審査を待つ間、後ろから「日本人ですか?」と声をかけられました。上品な50代後半の女性は在米の方で、気楽だから一人で乗船しているそう。

 審査自体は再入国ということもあり、スムーズに進みました。バーハーバーという珍しい地のハンコなので、パスポートに押して欲しかったなー。左の写真は再入国の証明書です。


 今日はアーカディア国立公園を回るエクスカーションに参加するので、審査が終わった後は集合場所のPrincess Theaterへ向かいます。私たちのグループは一番最初に名前を呼ばれ、3000人もいる乗客の中で一番最初のテンダーボートに乗ることができました。上陸して記念撮影をしていると、同じくバーハーバーに寄港しているNorwegian Spirit(ノルウェージャン スピリット)のテンダーも到着したところ。

 エクスカーションのバスまで歩いて移動し、いざ出発。アーカディア国立公園は紅葉の名所で、今回のクルーズの目玉でもあります。沿道には著名人の邸宅なども立ち並び、落ち着いた避暑地といった雰囲気です。もっとも私は眠くて、移動の間はほとんど寝ていました・・・。

 最初に立ち寄ったのはThunder Hall(サンダー ホール)と呼ばれる岩場の海岸。岩場のトンネルのようなところに、打ち寄せた波が轟音を立てるのが名前の由来だそう。私たちが訪れた時は波が弱かったため、音は小さくて最初気づかないくらいでした。

 続いてCadillac Mountain(キャデラック マウンテン)の山頂へ。山と言うものの、標高は500メートル程度。それでもアメリカ東海岸最高峰というのだから驚きです。天気が良ければ、素晴らしい眺望、しかも今の季節なら赤く染まる木々が見られるのでしょうが・・・今日は生憎の曇り空。その上、山頂付近は雲の中に入ってしまい、ほとんど眺望を楽しむことはできませんでした。たまの晴れ間に写真を撮るのがやっとの状態。紅葉もまだ最盛期ではなく、翌週あたりのクルーズに参加すれば、見ごろだったかも。

 2時間弱でエクスカーションは終了したので、バーハーバーに戻ってからは街を散策しました。まず、「Bark Harbor」というペットグッズのお店へ。クルーズ中までペットグッズを買わなくても・・・と思うかもしれませんが、ここのお店はプリンセスクルーズ推奨だし、何しろアメリカは犬グッズが豊富なので、かなり楽しめたし、セール中で色々買っちゃいました。

 バーハーバーの街は落ち着いた雰囲気なのですが、今日はクルーズ船が2隻寄港しているため、クルーズ客で溢れていて賑やかでした。私たちは買うお土産もあまりないので、ざっとウィンドウショッピングをしながら海岸へと戻り、少し写真撮影をした後、テンダーボードに乗って船内戻りました。

 船に戻ってからはまずHorizon Courtでランチを食べました。食後はが少ない船内を撮影したり、バーハーバーの景色を眺めたりしました。

 私は今日も肩こりが酷く、少しだるかったので2日連続でLotus Spaでマッサージを受けました。もちろん今日も寄港日なので特別プログラムで、4種類のメニューの中から3つを選べ、20分ずつ施術を受けられるというものでした。肩が良かったのはもちろん、頭の間サージがとても気持ちよかったー。次回のクルーズではスパ三昧でくつろぐというのもいいかも! マッサージの後はThermal Suiteやジャグジーなどでのんびり過ごし、夫とは全くの別行動でした。

 今晩はDeck5のPrincess Art Gallery(プリンセス アート ギャラリー)で行われるVIPオークションに招待されていました。こちらは通常のアートオークションで絵画を落札した人に届くのですが、別に招待状がなくても参加できます。アルコールやオードブルをいただきながら、オークションを楽しもうという粋なイベントです。

 ここに集まる顔ぶれは、通常のオークションでやはり見慣れている面々。飾られている絵を楽しむ人、絵画談義をする人、資料を調べる人などなど。もちろんオークションですから、気に入った絵を落札する人もいます。夫もちゃっかり参加していました。

 VIPオークションで出てくるオードブルが美味しくてついつい食べ過ぎちゃったのでディナーはダイニングへは行かず、シーフードとワインが楽しめるバーのVines(バインズ)へ。シーフードは3USDで盛合せにしてくれます。さて、肝心のお寿司は・・・魚自体はそこそこで普通に食べられるのですが、酢メシが全然ダメ。お米が硬いし、お酢使っている?と聞きたくなるくらい甘い。そういえば・・・アラスカクルーズで食べたときも酷評したっけ。あの時は無料だったけど、今回は有料・・・二度目はないでしょうね。

 口直しというわけではありませんが、甘い物が食べたくなったのでCafe Caribe(カフェ カリブ)へ行きデザートを食べました。Deck15はかなり揺れていて、上のデッキは揺れるのねーと実感。

 食後の定番、カジノでスロットマシーンを楽しんだ後はいったんキャビンへ。少し休んだ後、22:30から始まるThe International Crew Show(インターナショナル クルー ショー)を見るためにPrincess Theaterへ。15分前には着いていたのに、人気があるらしくすでに座席は空いておらず立ち見。

 ショーの内容はその名の通り、クラウンプリンセスの多国籍クルーが一芸を披露します。歌を歌う人、弾き語りをする人、踊りを踊る人・・・皆さん想像以上に上手でした。また最後はかなり下ネタを取り入れた寸劇があり・・・乗客は大盛り上がり!! 私も爆笑させていただきましたが、日本ではちょっと難しそう。

この日に食べたものが見たい方は、10月10日のグルメ日記 へ


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