■カナダ/ニューイングランドクルーズ乗船記■
2007年10月11日(木) ボストン


 今日の寄港地はボストン。私はこれが3回目の訪問となるお気に入りの都市。土地勘があるのでアクティブに回るつもりが生憎の雨。切り替えが早い・・・というか諦めが早い私は一気にのんびりモードに。International Cafeで朝ご飯を食べてから、船を降りるべく準備していたら、船内ではクルーズの避難訓練が始まっていました。ニューイングランド地方は天気の変化が激しいので、私たちが下船した頃には雨は小康状態。もっとも港からボストンの中心部まではけっこう離れていて、歩くのは無理そうなのでクルーズ会社運行のバスを利用。往復で12USDなのでたぶんTAXIを使うよりは安いはず。

 10分程度で降車場所のQuincy Market(クインシー マーケット)に到着。土地勘があるとは言え、ここに来たのは初めて。船から持ってきた地図を見ながら、途中で写真撮影をしながら、地下鉄(T)のGoverment Ctr.駅へ移動。ここまで来たらもう大丈夫。記憶を頼りにGreen Lineに乗り、Kenmore駅で降りてFenway Park(フェンウェイパーク)へ向かいました。

 松坂の移籍ですっかり日本でも有名になったBoston Redsox(ボストン レッドソックス)。その本拠地であるFenway Parkは現在、MLBで使用されている球場の中では最古のもの。

 レンガ造りで「ニューイングランド」という雰囲気が漂っていて、ボストンの町並みによく似合います。この日は生憎、試合はありませんでしたが、Redsoxがアメリカンリーグのチャンピオンシップに進出したため、球場周辺からも少なからず熱気を感じることができました。球場内ツアーもあるのですが時間が合わず断念。オフィシャルショップで買い物をしたり、球場周辺を歩くことで雰囲気を味わったりしました。まさかワールドチャンピオンになるとはこの時は思いもしませんでした。


   
 ここからは夫と別行動。夫は早くも船に戻るようなので、私は途中で地下鉄を降りショッピング。ニューヨークでも立ち寄りましたが、ここボストンでもkate spadeの路面店へ。Newbury Streetの街並みにふさわしい、小さいけどお洒落なお店でした。この後、もう1つ行きたいSHOPがあったので、地下鉄でDowntown Crossingへ移動。地上へ出ると雨が少し降り始めていたので、足早に買い物を済ませてしまおうと思ったら、なんと目的のSHOPは改装休業中でした。

 仕方がないのでQuincy Marketまでは歩いて戻り、ここでも少し買い物をしてから時計を確認したらまだ14時前。でも、あまり時間ギリギリだと心配性の夫に怒られるし、バスも混みそうなので船に戻ることに。帰りのバスは同じくボストンに寄航していたノルウェージャン・スピリットの乗客も一緒でした。

 クラウンプリンセスに戻り、まずはキャビンへ荷物を置きに行ったものの夫は不在。私はお昼も食べずに歩き回っていたので、まずはHorizon Courtへ行き軽く腹ごなし。その後は夫がいそうなところをピンポイントで船内を歩いてみたものの、見つからず。諦めてキャビンへ戻りお昼寝していたら・・・しばらくして戻ってきました。ちょうどアフタヌーンティーの時間だったので、会場のDa Vinci Dining Roomへ。以前、アラスカクルーズでは楽しむよりも、英語の会話のスピードの早さにまいったので、今回は2人席にしてもらい、美味しいスコーンをゆっくり味わいました。本当はじゃんじゃんお代りしたいけど、今晩はフォーマルディナーなどで控えめに。

 キャビンへ戻る際、アトリウムでの生演奏に夫が足を止めました。管弦楽四重奏です。このクルーズ中、彼らの演奏がお気に入りだったらしく、通りかかるたびに聞いていたらしい。思えば私も何度か見た記憶がありました。確かに今までのクルーズで聞いたどのミュージシャンよりも演奏が上手です。

 2〜3曲演奏を聞いた後は毎日定番のThermal Suiteとジャグジーへ。今回のクルーズではディナーの前にリラックスタイムを取ることが多く、また帰りにロッカーのシャワーを使うと、キャビンのより広いので便利だったりします。

 18時過ぎにはキャビンへ戻り、フォーマルのための身支度。私はいつもはナチュラル・・・というか手抜きメイクなのですが、フォーマルの日は気合を入れてフルメイクをするので時間がかかります。夫はあっという間に準備が終わるので、だいたい先に出ていてもらいます。この日はThe Piazzaでビデオカメラを回していたそうです。

 準備が終わったら、Club Fusionへ。プリンセスクルーズのリピーター会員組織であるCaptain's Circle(キャプテンズ サークル)のパーティーへ。通常ならキャプテンが出てくるのですが、ブリッジを離れられない事情があったらしく、Passenger Service DirectorのJamesさんが仕切りました。今回のクルーズで一番のリピーターは、すでにプリンセスで30回以上クルーズしているそう!!

 パーティーの後は船内を少し歩いてから、Da Vinci Dining Roomへ行きディナー。2回目のフォーマルディナーでは大好きなロブスターが出てくるので、絶対外せません。しかも・・・オーダーミスがあったのでしょうか? 私たちがメインの食事を食べていたら、なんと追加でロブスターを一皿持ってきてくれました。ロブスター大好きオーラが出ていたのかもしれません。食後はGatsby's Casinoへ行き、1時間以上スロットマシーンを楽しみました。

この日に食べたものが見たい方は、
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 2回目のフォーマルナイトの目玉は、Chanpagne Waterfall(シャンパン ウォーターフォール)。シャンパングラスを積んでいき、最後に一番上のグラスからシャンパンを注ぎます。会場となるThe Piazzaは座れる椅子が少ないので、30分以上前から場所を確保し、ドリンクを飲みながら、グラスが高くなっている様子を見物していました。この時、バックステージで歌っていたシンガーの女性、これまた上手でした。エンターテイメントのレベルは今までのクルーズで最高です。毎回、タワーのてっぺんまで手が届かないのですが・・・無事にシャンパンを注ぎました。が、「もう下船が近づいている・・・」と一抹の寂しさを感じ始める頃でもあります。


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