■メキシカンリビエラクルーズ乗船記■
2007年1月12日(金) 終日航海日


 船はロサンゼルスへ向けフルパワー。
 後ろのキャビンはあまり揺れないと聞いた
 けど一番後ろは別の話。普通のキャビン
 とは明らかに違う揺れ方をする。
 そんな感じなので、キャビンにはいないで、
 ひたすら船内イベントをハシゴした7日目。

 朝食を済ませたら、ビンゴカードを買いに。
 日々、参加者が増えてきてカードを買うため
 15〜20分待ちが当たり前になってきている
 ので、販売開始と同時にゲット。
 その後は時間限定で開催される船グッズの
 インベントリーセールへ。ここも開始前から
 行列。シーズン落ちの商品が半額で
 手に入るし、フォーマルバッグや時計なども
 あるので、女性が多いコーナーでは、デパートのバーゲンセールのさながらの争奪戦。
 私は余計なものは買わない主義なので、見ているだけ。夫はマグカップなどを購入していました。

 バーゲン会場を出たら、クラブフュージョンへ移動。
 午前中のビンゴゲーム。もちろん夫はアルコール付き。けっこういい線まで行くのだけれど、
 やはりビンゴは出ない。今日の夕方には賞金が2250ドルになるので、次の当たりを信じて退散。
 ランチはホライズンコートへ。昨日とは微妙にメニューが変わっていて、充実のセレクション。
 食後は最終オークションのプレビューのためエクスプローラーラウンジへ。
 もう3枚も絵を買ってしまったので、買わないつもりだったけど・・・また気になる絵が。
 しかも安い!! ちょっと悩みます。

 オークションは位置取りが大事なことが良くわかったので、今日も前の方のシートを確保。
 のんびりしていたら、見覚えのある男性が近づいてきて・・・前回のオークションで相席して、
 昨晩のVIPオークションで夫と歓談していた男性。今日も一緒に座っていいか!? と。
 夫は自慢の英語で早くも楽しそうに話始めた・・・だいたいいつも同じ。
 「日本人なのに英語上手だね」から始まって・・・夫の身の上話が始まって、
 そこからどんどん展開していくので、私は英語ができないわけではないけど、
 ネイティブのスピードはツライので、英語ができない妻を演じることにしている。

 さて、すっかり打ち解けている夫とその男性は・・・ボブさん。ラスベガス在住のお医者さん。
 若く見えるけど、最初の奥さんとの子供がもう大学卒とか・・・若く見積っても40代後半。
 一緒にいた女性は私と同じくらいか、ちょっと若いくらいで、2番目の奥さんなのだそうだ。
 私がちょっと絵を見に席を外している間に、さらに話は盛り上がっていたようで、
 「ラスベガスに来ることがあったら、ぜひウチに泊まってよ」なんて話に発展していました。
 途中から奥様のアンバーさんも合流してきて、主に絵は彼女の趣味で選んでいることが判明。
 後で夫が教えてくれたのですが、私たちも彼らも、絵の資産価値だとか、商売目的ではなく、
 純粋に欲しいなーと思っている絵を手に入れているという共通点があって、意気投合したそう。
 でも、あちらはお医者様。やはり入札している絵の金額はレベルが違います。

 最終オークションもシャンペンが配られます。
 参加者はいつも多くて、しかも顔ぶれは毎回同じかも。
 今日はナビゲーションチャートからスタート。私たちは前回、開始価格の90USドルでゲット。
 凄い時は1000ドルを超えるとも聞いていたのですが、110ドルで終了しました。
 私が気になっていた絵は90ドルからのスタート。値段が安かったので、夫が買ってもいいよと
 入札したのですが、競合入札あり。すぐに110ドルまで行き、どうなるのかなと思ったら、
 会社全体で絵のストックがあり、その場合は3入札後の価格で落札になるルールがあるそう。
 確かにニノが夫に何かを確認していて、それが「110ドルでも買うよね!?」だったとのこと。

 オークションは盛り上がっていましたが、私は最終ビンゴに参加するため1人で
 クラブフュージョンへ。会場には座りきれないほどの参加者がいて、席を探すのも一苦労。
 ビンゴには色々なルールがあり、最後の5ゲーム目に行われるのが、25個全てを開けるもの。
 前回まではコールする数に52とか53とかの制限があり、それゆえビンゴが出ず、
 賞金が繰り越しになって今日の2250ドルになっています。
 最終ビンゴはこのコール数の制限がないので、必ずビンゴが出るのです。
 4つのゲームはイマイチだったのですが、なんと最終ゲームで順調に数字が開いていきます。
 でも、調子がいいなと思うと途中で失速していくから・・・と思ったのですが、まだ開いていきます。
 残り4つ、3つ、2つ・・・うわ、本当にビンゴになったらどうしよう!????? 
 最後は手に汗かきながらの参加。そして残り1つ、リーチまでかかってしまいます。
 もう本当にどうしよう、ビンゴが来ちゃうかも・・・。
 とかなりハラハラドキドキだったのですが・・・間もなくビンゴがコールされてゲームは終了。
 最後の最後に大当たりを夢見て楽しませていただきました。

 夫が途中で合流して来なかったので、オークション会場のエクスプローラーラウンジに戻ると、
 オークションはすでに終了していましたが、まだ夫とボブさんがいて何やら話しています。
 ビンゴは最後の最後でチャンスだったけどダメだったよ・・・と話すと、
 なんと夫はまた絵が当たったらしく、私たちは今回のクルーズでトータル5枚の絵を手に入れた
 ことになります。夫はアートディレクターのニノとサラともすっかり親しくなっていて、
 彼らが今週末からバケーションなこと、他の海域でのオークションの話とか、
 画家を呼んで行うプレミアオークションの話まで聞きだしていました。
 すっかりお世話になった彼らにも今後のクルーズで再会するかもしれません。

 オークション終了後、いったんキャビンに戻り、荷物をスーツケースに詰めます。
 22時までに外に出すのですが、私たちはいつもディナーが遅いので、その前に終わらせないと。
 船がかなり揺れているので、作業するのはけっこう大変で、私は途中で気分悪くなりかけました。
 気合で終わらせた後は、船酔い解消のためにカジノヘ行ってスロットマシーン。
 どんなに揺れていても、スロットで遊んでいる時は揺れも気にならないし、気分も悪くなりません。
 船酔い防止は、好きなことに集中するに限る!! って感じです。

 ディナーはパシフィックムーンダイニングへ行きました。
 席に到着すると、4日目にここに来た時に担当してくれたタイ人のウェイターさんが
 「welcome back !!!」と私たちのことを覚えていてくれてビックリ。でも私の母曰く、
 そもそも船の中はアジア系が少ないし、私たちは身長差ゆえに目立つんだそうです。
 彼はどうやらウェイターの中でもリーダー格で、彼の指示で動くウェイター、ウェイトレスも
 仕事が早く、それでいて気の利いたサービスをしてくれます。
 ちなみに帰国後、日本のクルーズ雑誌を見たら、そのタイ人ウェイター、パンノップさんが
 インタビューを受けていて、顔写真までばっちり載っていました。やはり優秀なんですねー。

 彼は私が食事の写真を撮っていた際、
 「もし興味があるなら、プリンセスクルーズの料理本がありますよ」と教えてくれました。
 私は料理はほとんどしないけど、食べることが大好きだったし、値段も高くないので、
 購入したいと伝えると、彼は本を取りに行ってくれたようで、なかなか戻ってきません。
 もしかして在庫がないのかなと思ったら、10分くらいして戻ってきて本を差し出してくれました。
 遅かった理由は、なんとダイヤモンドプリンセスのダイニング支配人のサインをもらうため!!
 パンノップさんは本当にサービスのプロで、彼のおかげで楽しい最後のディナーとなりました。
 (この日に食べたものが見たい方は、グルメ日記へ)

 食後はやっぱり今日もカジノヘ。最終日なので頑張っちゃいますよー。

                                            (写真:太平洋航行中)

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