○● アジア極東クルーズ乗船記 by オーシャンプリンセス ●○ 2010年2月20日〜3月06日 14泊15日
クルーズ1日目 2月20日(土) 日本〜上海〜クルーズ乗船

成田空港〜NH919便上海行き

 
朝6時に家を出て、地元を朝一番に出るリムジンバスで成田空港へ向かいました。成田空港は旧正月の休暇を終え、国に帰る中国系の旅行者で溢れ返っており、彼らの多くが炊飯器を抱えていたことが特徴的でした。上海行きのANA NH919便の乗客も7〜8割方は中国人旅行客。炊飯器を持った乗客がまたしても目立ち、両手に抱えきれないほど免税店の袋を持って搭乗する乗客も。最初はげんなりしましたが、予想外におとなしかったです。旧正月に大買い物旅行=金持ち=教養がある=良識もあるのでしょうかね。出発前から中国パワーに圧倒されていました。ANAの機内食は普通に美味しくて、JALとかUAとかエサレベルの航空会社に比べるのは失礼なくらい立派なランチでした。

・サイト内リンク:ANA NH919便機内食レポート(準備中)

上海浦東国際空港

 
上海では未だ新型インフルエンザの警戒が続いているようで、健康チェック表を提出しました。心配していた入国審査も「ship?」と聞かれただけですぐに終了。バゲージクレームではこれまた中国人乗客の荷物の量にビックリ。この日最大の山場は、上海浦東空港に到着後、どのようにしてプリンセスクルーズの送迎係を探すか?ということでしたが、すぐに札を持ったスタッフを見つけることができ事なきを得ました。もし見つけられなかったら、最悪の場合は天敵の中国人上司に国際電話で泣きつくしかないとまで想定していたので、簡単に見つけられたことは嬉しい誤算でした。

上海客運船国際中心(上海国際クルーズターミナル)

 
空港からはアジア系のご夫婦と一緒にクルーズターミナルまで向かいましたが、奥様は日本の明治大学の卒業生で日本語ペラペラ。現在はサンフランシスコに住んでおり、生まれは北京というその行動力と国際性は脱帽ものです。リニアモーターカーや高層ビル群など、車窓から見ているだけでも上海の街はエネルギッシュで、少し中国に対するマイナス感情が薄れました。旧正月の飾りつけもあり煌びやかな街の中に飛び込んでみたい衝動を抑え、クルーズターミナルへ。黄浦江に完成したばかりのこの新しい施設は近代的でありながら、やはり華やかな雰囲気が中国的でした。クルーズに対する商機が早くも日本を上回っていることの現れでしょう。

オーシャンプリンセス乗船

 
今回のアジア極東クルーズは私たちにとっては初めて尽くしです。14日間という比較的長めの期間設定が初めて、3万トン弱という小型船が初めて、アメリカ以外の国から出発するのも初めてです。オーシャンプリンセスの船内に入って早くも驚いたのは、船内の内装がこれまでの客船とはまったく違ったことです。豪華であるのは勿論ですが、家具などは多少年季が入っていて、それが何とも言えない重厚感があり、これぞ本物という感じなのです。普段乗っている客船の家具はいかにも「それっぽい」レベルです。キャビンは毎度おなじみのバルコニー付ですが、やはり家具やベッドカバー、カーテンなどがゴージャスで好みですが、クローゼットのスペースが狭くて荷物の多い私たちにはちょっと不便です。

オーシャンプリンセス船内散策

 
乗船したらまずは船内散策。オーシャンプリンセスの船内施設を見回りながら写真撮影をしたのですが、今までの客船と比べると大きさが3分の1以下なので、船尾〜船首まであっという間に歩けてしまいます。階層もDeck11までしかなく、天井があまり高くない船なので階段の上り下りも全く苦ではないし、乗客数も少ないのでエレベーターも待たずに乗れます。いつもなら2時間近くかけている船内散策ものんびりペースでも1時間かからず、Panomara Buffetで遅いランチを食べ終わったのが15時30分くらいでした。上海では出航前に下船することも可能でしたがEvacuation Drill(避難訓練)の時間も近づいていたので止めました。

上海黄浦江の夜景

 
オーシャンプリンセスは小型船のため、プリンセスクルーズの売りであるAnytime Diningのシステムがないため、今回はTraditional Diningの2nd Seating(20:10〜の固定制ディナー)となります。出航が19時と暗くなってからなので、これといったセイルアウェイパーティーはありませんでしたが、上海の黄浦河の夜景を楽しみました。10万トン超の大型船だと新しいクルーズターミナルまで入れないそうなので、美しい夜景を楽しめたのも小型船ならではのメリットでした。(7万トン程度の船なら入れるようです)

トラディショナルダイニング

 
時間になったのでメインダイニングのClub Restaurantへ。乗客定員600名超だと、ダイニングルームも1つで十分なようです。私たちのテーブルは8人掛けで、船尾の窓に面していて景色を楽しめる席でした。一番乗りで寛いでいたら、アジア系のご夫婦がやって来ました。2人ともオーストラリア国籍ですが、ご主人は元韓国籍、奥様は元日本国籍でCruiseCriticでやり取りをしていたご夫婦でした。もう1組はおそらくアメリカ人夫婦。夫は在米経験が長いので固定制のディナーも余裕で会話についていけますが、私は適当に聞いている振りをして、ついていけそうな話のみ参加してなんとか切り抜けました。初日のディナーは、2009年のアラスカクルーズの初日のメニューと全く一緒だったので、選択に少し困りました。

・サイト内リンク Sailaway Dinner(セイルアウェイ ディナー・準備中)
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